-----目次------------------------
1.はじめに
2.円定期plus⁺ の主な特徴
3.預金と投資商品を目的に応じて使い分ける
4.将来のキャッシュフローを可視化する
5.筆者の活用法は「将来の自分への仕送り」
6.余裕資金の範囲を慎重に考える
7.中途解約時には元本割れの可能性がある
8.円定期plus⁺ が選択肢になり得るケース
9.相続が発生した場合の取扱も確認する
10.ご留意事項
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はじめに
老後の生活資金を考えるとき、「資産を増やすこと」と同時に、「必要になる時期まで資金を残しておくこと」も大切です。
株式や投資信託などを活用して長期的な資産の成長を目指すのもよいですが、将来の生活費として使用する予定の資金については、元本確保を重視したいというかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
ソニー銀行の円定期plus⁺ は通常の円定期預金よりも高い金利が得られ、満期まで保有すれば元本が保証される特徴を持つ仕組み預金ですので、ぜひご検討いただきたい商品です。一方で原則として中途解約ができず、万一中途解約した場合には元本が大きく棄損するリスクがあるなど、あらかじめご理解いただきたい重要な事項があります。
この記事では、円定期plus⁺ の商品性と注意点をご説明したうえで、商品担当者である筆者がどのように活用しているかの例をご紹介します。
なお、筆者個人の利用例であり、すべてのお客さまに適した方法ではありません。商品の詳細やリスクについては、商品詳細ページおよび契約締結前交付書面などを必ずご確認ください。
円定期plus⁺ の主な特徴
円定期plus⁺ をご検討いただく際は、特に次の点をご確認ください。
1. 募集時点における当社の通常の円定期預金と比較して、相対的に高い金利が設定されること
2. 原則として、お客さまのご都合による中途解約ができないこと
3. 当社が例外的に中途解約を認める場合、市場金利の状況などによって受取額が預入元本を大きく下回る可能性があること
4. 商品タイプによって、預入期間や満期に関する条件が異なること
5. 満期が当社の判断により早期に繰上となる可能性があること
6. 一般的に、繰上判定日時点の市場金利が、当初お預入時に定められた本預金の金利より高い場合は、預入が継続する可能性が高くなり、反対に、当初お預入時に定められた本預金の金利より低くなっている場合、満期日が繰上がる可能性が高くなること
当社所定の満期まで保有した場合には、元本は保証されます。このような条件があるため、生活費や近い将来に使用する予定のある資金、急な支出に備えるための資金を預入れてしまうと、必要なときに引出せなくなります。そのため円定期plus⁺ は、すぐに使う予定のない余裕資金でのご利用が重要です。日常の生活費や緊急予備資金を普通預金などで別途確保したうえで、長期間使う予定のない資金の一部の運用にご利用いただければと思います。
預金と投資商品を目的に応じて使い分ける
老後資金の準備方法には、預金、債券、投資信託、株式など、さまざまな選択肢があります。株式や投資信託は、価格上昇や配当などによる収益が期待できますが、市場環境によっては、資金が必要になった時点で評価額が投資元本を下回っている可能性があります。
一方、円定期plus⁺ には、株式や投資信託のような日々の価格変動はありませんが、原則として中途解約ができません。
つまり、資金の目的や使用予定時期に応じて使い分けることが大切です。筆者自身もNISA(少額投資非課税制度)などを利用して株式や投資信託にも投資していますが、元本割れリスクはありながらも値上がりを期待する資金として認識しており、将来の生活費として元本確保を重視する資金は円定期plus⁺ に預入れるなど、それぞれ分けて管理するようにしています。
将来のキャッシュフローを可視化する
筆者はいわゆる団塊ジュニアの世代である現在50代前半です。子どもの教育費が一段落したことをきっかけに、将来の生活資金について、より具体的に考えるようになりました。そこで、将来受取る公的年金やパート収入の見込額をExcelに打ち込んで、年齢・月ごとの収入見込み表を作成しています。
筆者が管理している主な項目は、次のとおりです。
• 年齢ごとの公的年金などの手取り見込額
• 退職金の取崩し予定額
• 確定拠出年金の取崩し予定額
• 余裕あるパート収入額
こうして将来の資金計画を確認すると、「何歳何ヶ月のときに、どの程度の収入があるか、不足する月はないか」が見えやすくなります。
筆者の活用法は「将来の自分への仕送り」
そのうえで将来の生活資金確保のため、満期まで待てば元本保証の円定期plus⁺ を利用しています。
筆者が意識しているのは、一度に大きな金額を預入れるのではなく、余裕資金が生じたタイミングで預入れ、満期を迎える時期を分散させることです。例えば、毎月または一定の間隔で預入を行えば、それぞれの預金は異なる時期に満期を迎えます。これによって、将来の特定の時期に資金が集中・不足することを避け、老後の生活資金を定期的に補完するような形で管理できると思っています。
このため私にとって円定期plus⁺ は、いわば「将来の自分への仕送り」です。容易に引出せないという円定期plus⁺ の特徴を理解したうえで、短期間では使用しないと決めた資金を預入れて、将来に備えています。
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表は筆者個人の資金管理方法を簡略化したイメージです。また、円定期plus⁺ は募集される商品の期間や金利はその都度異なります。ご希望の期間の商品が募集されていない場合があることや、満期前に償還される可能性があることに考慮が必要です。 そのため、将来の資金計画には余裕を持たせています。
余裕資金の範囲を慎重に考える
円定期plus⁺ を利用するうえで、最も重要だと筆者が考えているのは、預入れる金額そのものよりも、「満期まで使わなくても困らない資金かどうか」を確認することです。
筆者の場合、教育費が一段落した後もすぐに預入額を増やしたわけではありません。まず家計の固定費を見直し、将来の臨時支出や緊急時に備える資金を確保したうえで、残った余裕資金の一部を預入れています。
具体的には、次のような資金は円定期plus⁺ とは分けて管理しています。
• 足元の日常の生活費
• 病気や災害などに備える緊急予備資金
• 住宅修繕費や車の買い替え費用
• 数年以内に使用する予定が決まっている資金
• 家族のためにすぐ引出せる状態にしておきたい資金
「途中で使うかもしれない」と少しでも考えられる資金については、満期までは原則解約できない円定期plus⁺ には預入れないことが基本です。
中途解約時には元本割れの可能性がある
円定期plus⁺ は原則として中途解約ができませんが、当社が例外的に中途解約を認めた場合には、所定の計算方法に基づいて中途解約時の受取額が算出されます。その結果、市場金利の状況などによっては、受取額が預入元本を大きく下回る可能性があります。
一般に中途解約時の受取額は、預入後の市場金利の変化や最長満期日までの残存期間などの影響を受けます。例えば、預入後に市場金利が上昇し、かつ最長満期日までの期間が長く残っている場合には、中途解約時の元本割れの程度が大きくなる可能性があります。
次の表は2026年9月15日(火)時点(10年物日本国債金利が3.03%)における既存明細の中途解約に伴う元本棄損率を、お預入年ごとに一部明細を抜き出して簡易試算したものです。元本棄損率が約6%と算出される明細もある一方で、25%を超える高い毀損率が算出される明細もあります。あくまで簡易試算であり、実際の値は個々の契約内容や試算日の市況状況などにより異なりますのでご留意ください。
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このように中途解約した場合には大きく元本割れする可能性がありますので、必ず余裕資金でのお申込をお願いします。
中途解約時の取扱の詳細については、次の商品ページをご覧ください。
円定期plus⁺ の中途解約について
円定期plus⁺ が選択肢になり得るケース
円定期plus⁺ は、次のような場合に選択肢のひとつになり得ます。
• 10年または15年と長期間使う予定のない余裕資金がある
• 生活費や緊急予備資金を別に確保している
• 元本の確保を重視したい
• 原則として中途解約できず、中途解約した場合には大きく元本割れする可能性があることを理解している
• 預入期間や満期条件を確認したうえで、計画的に資金を管理したい
一方、近い将来に使う予定がある資金や、急な支出に備える資金については、慎重な検討が必要です。
また、円定期plus⁺ だけで老後資金のすべてを準備するのではなく、普通預金、通常の定期預金、債券、投資信託など、それぞれの商品性を理解したうえで、目的ごとに資金を分けて管理することが大切です。
相続が発生した場合の取扱も確認する
長期間にわたって預入れる商品を利用する場合には、預入期間中に相続が発生した場合の取扱についても、事前に確認しておくことが大切です。相続が発生した場合、現時点では円定期plus⁺ は「全額の中途解約のみ」となります。
このため、相続発生時の市場動向によっては大きく元本割れする可能性があります。預入れている筆者自身もこの点が大きなリスクだと感じているのですが、加入している死亡保険で一定程度は補填できると考えていますし、家族にもそのように伝えています。
このようにご家族にも預入先や契約内容を共有し、必要な書類を整理しておくことをおすすめします。具体的な取扱については、当社の相続手続に関する案内をご確認ください。
相続のお手続|各種手続|ソニー銀行(ネット銀行)
相続のお手続|よくあるご質問|ソニー銀行(ネット銀行)
ご留意事項
円定期plus⁺ は、原則として中途解約ができません。当社が例外的に中途解約を認めた場合、市場金利の状況などによっては、受取額が預入元本を大きく下回る可能性がありますので、必ず最長満期まで使用する予定のない余裕資金でのお申込をお願いします。
また本記事でご紹介した内容は、筆者個人の利用例および考え方であり、。お客さまの将来の運用成果や生活資金を保証するものではありません。
商品をお申込の際は、商品詳細ページ、契約締結前交付書面などを十分にご確認いただき、ご自身の資金の目的や使用予定に照らしてご判断ください。