こんにちは。ソニー銀行の投資信託担当です。
ジャナス・セレクションは2001年11月に誕生し、今年で25周年を迎えます。四半世紀にわたり、お客さまの米ドル資産運用をお手伝いしてきました。
なかでも「ジャナス・バランス・ファンド<愛称:全天候型>」(以下「ジャナス・バランス・ファンド」)は、米国の株式と債券に分散投資するというシンプルなバランスファンドながら、設定来で4倍以上というパフォーマンスとなっています。資産運用のコア(中核)部分として、長年選ばれ続ける理由はどこにあるのか、運用担当者であるジャナス・ヘンダーソンのポートフォリオ・マネージャー、ジェレマイア・バックリーさんにお話を伺いました。
リターンの源泉はアクティブな銘柄選定
ソニー銀行 「ジャナス・バランス・ファンド」は、基準価額100ドルから始まって今年4月末には434.37ドルまで上昇しています。ここまで順調なパフォーマンスの要因は何でしょうか。
ジェレマイア 「ジャナス・バランス・ファンド」は、米国の株式と債券を投資対象とし、市場環境に応じて株式と債券の比率を機動的に変更し、長期的に安定した収益の獲得を目指すファンドです。景気の見通しが中立の際は、株式60:債券40として、強気の場合は株式を70まで増やし、弱気の場合は35まで減らします。2026年4月30日時点での比率は、株式65.7%、債券33.4%となっています。株式と債券、それぞれの運用においては、運用担当者の裁量で銘柄を選ぶアクティブ運用を行っています。機動的な配分変更はもちろんのこと、何と言ってもパフォーマンスの源泉はこのアクティブな銘柄選定にあると言えます。比較可能な2006年からの過去20年のパフォーマンスをご覧いただきますと、特に株式部分はリターン獲得のエンジン役として大きな役割を担ってきました。

| ファンド全体 | 債券部分 | 株式部分 | S&P500 | |
|---|---|---|---|---|
| 騰落率 | 454% (約5.5倍) |
131% (約2.3倍) |
888% (約9.9倍) |
706% (約8.1倍) |
| 年/月 | ファンド全体 | 債券部分 | 株式部分 | S&P500 |
|---|---|---|---|---|
| 2006年4月 | 100 | 100 | 100 | 100 |
| 2009年4月 | 100 | 113.5 | 83.7 | 71.1 |
| 2012年4月 | 147.5 | 152.6 | 135.1 | 121.1 |
| 2015年4月 | 205.6 | 173.1 | 228.7 | 192.6 |
| 2018年4月 | 253.9 | 180.9 | 314.4 | 260.2 |
| 2021年4月 | 383.6 | 222.3 | 542.8 | 434.8 |
| 2024年4月 | 424.8 | 203.3 | 690.7 | 548.5 |
| 2026年4月 | 554 | 231.4 | 988.1 | 805.5 |
注記 費用控除前のパフォーマンスであり、1口当たり純資産価格とは異なります。2006年4月末~2026年4月末
出所 ブルームバーグ、ジャナス・ヘンダーソン・インベスターズ
ソニー銀行 確かに株式部分はこの20年で約9.9倍と、S&P500の8.1倍よりも大きく上昇していますね。アクティブ運用の効果が出ているようですが、どのように銘柄選定を行っているのですか。
ジェレマイア 当ファンドの銘柄選定の特徴は、独自の企業調査、セクターを横断した分析、株式チームと債券チームの連携にあります。
一般的な運用会社では、外部アナリストなどの第三者による情報収集・分析に依存する傾向がありますが、当社では業界動向に関する草の根調査プロジェクトを独自に、継続的に実施しています。
また、通常、株式のアナリストは、自分の専門とする業種の中でそれぞれの銘柄につきレーティング(格付け)を行いますが、当社のアナリストは業種をまたいで情報を連携し、関連する業種からの影響と俯瞰的な視点を考慮した銘柄分析を行っています。
さらに、株式アナリストと債券アナリストが協働で企業調査を行うことにより、片方の視点だけでは見落としがちなリスクに気づくことや、他社と一線を画した投資アイデアを発掘することが可能となるのです。

ソニー銀行 リサーチ体制がとても充実しているということですね。
ジェレマイア はい。そのうえで、競争優位性を重視し、銘柄を厳選しています。約500銘柄から最終的に60〜80銘柄に絞ります。競争力が高く、収益を成長分野へ再投資できる企業を選定し、株式のポートフォリオの中心としています。 こうした銘柄は長期で保有しているものも少なくありません。他にも競争優位性が確立されていないものの大きな成長ポテンシャルがある銘柄、大企業から分離されたばかりで過小評価されている訳アリ銘柄なども、配分を工夫しながら組入れています。

債券はポートフォリオに必要か
ソニー銀行 足元では株式市場の好調が続いていることもあり、資産形成には株式だけで充分だと考えるかたも少なくないようですが、債券保有は必要ですか。
ジェレマイア 確かに、米国はイノベーションが生まれ続けており、今後もAIの発展などが株式市場の上昇を牽引するでしょう。しかしながら株式は、しばしば急落することがある資産です。その際、債券はクッションとして重要な役割を果たします。
パフォーマンスへの貢献としては、安定した利回りが得られることに加えて、こうしたショック時にファンド全体の下落幅を小さくし下落前の水準へスピーディに戻すことが挙げられます。50%下落したものを元に戻すのには、倍となる100%の上昇が必要ですが、5%の下落であれば5.3%上昇すれば元に戻りますから、ブレを小さくすることはパフォーマンスにとっても有効です。

| リーマン・ショック時 (2007年1月末~2009年3月末) |
コロナ・ショック時 (2020年1月末~2020年3月末) |
景気後退懸念 (2021年12月末~2022年9月末) |
|
|---|---|---|---|
| S&P500 | -42% | -20% | -24% |
| 株式部分 | -32% | -21% | -25% |
| 債券部分 | 8% | 0% | -14% |
| ファンド | -11% | -12% | -21% |
注記:ファンドのパフォーマンスは費用控除前のパフォーマンスであり、1口当たり純資産価格とは異なります。
出所:ブルームバーグ、ジャナス・ヘンダーソン
また、個人の資産形成においては投資家の感情が一番の障壁だと言われます。下落局面でネガティブな感情のままに売却することで、その後の上昇局面の恩恵を逃すことこそ損失と言わざるを得ません。大きな下落は感情を大きく揺さぶります。値動きのブレを小さくすること、違う値動きをするものも保有していることは、感情の安定にもつながるのではないでしょうか。
ジャナス・バランス・ファンドでは、株式と債券の比率を機動的に変更しています。株式の下落が予想される局面では株式の比率を下げ、債券の比率を引上げます。そうすることで、より安定したリターンが実現できているのです。
これからの資産形成・資産運用に必要な要素
ソニー銀行 長期で取組むためにも、やはり債券に分散することは有効なのですね。それでは今後のマーケットをどう見ていますか。
ジェレマイア 今の不確実性が高い状態は、これからのノーマル(通常)になると考えています。したがってマーケットの値動きも大きい状態が続く可能性が高いと見ています。これは米国の大統領だけの話ではなく、AI、地政学、エネルギー転換など大規模な構造変化が起きていることが背景にあるからです。だからこそ分散と先見性のある選別がより重要になってきます。
ソニー銀行 ジャナス・バランス・ファンドは株式と債券という2つの資産へ投資するファンドですが、分散と先見性のある選別は可能ですか。
ジェレマイア おっしゃるとおり、ジャナス・バランス・ファンドは大変伝統的なスタイルのファンドです。株式と債券は、基本的には逆の値動きをするもので、特にショック時の分散効果は先程お話したとおりです。
株式部分はリターン獲得のエンジン役として、まさにこれからの世界のスタンダードになるような銘柄を先取りする組入れを行っています。AIは新たなインフラ基盤としてさらなる広がりを見せるという見方に基づき、当ファンドでもマグニフィセント7は上位に組入れています。一方で米国経済の約2割を占めるヘルスケアセクターも有望と見ており、画期的な新薬を開発したり買収したりする力のある製薬企業も、目利きをして保有しています。
債券部分は安定役として実に多様な種類に分散しています。国債、投資適格社債、高利回り社債だけでなく、資産担保証券や企業向け融資などの非伝統的資産も活用して、安定的なリターンの獲得に努めています。

ソニー銀行 債券の非伝統的資産はプライベートクレジットなども含めて怖いような印象がありますが...
ジェレマイア まず、ジャナス・バランス・ファンドではプライベートクレジットへの投資はしていません。
資産担保証券や企業向け融資については、その名のとおり担保付きの貸付であり、基本的には変動金利です。国債や社債は固定金利のため、市場金利が上がると価格が下がりますが、資産担保証券や企業向け融資は下がりにくいという強みがあります。債券の中でも種類によって値動きが違うため、さまざまな種類に分散すること、運用の選択肢を持っていることが重要です。新しい選択肢が出てくれば、当然それも投資対象となり得るでしょう。
株式部分も債券部分も、その時々で最適な「分散と先見性のある選別」を行っているのです。

ソニー銀行 伝統的なスタイルのバランスファンドでありながら、中身は先進的なのですね。それでは最後に恒例の質問です。資産形成、資産運用への一歩を踏み出せないかたにアドバイスをいただけますか。
ジェレマイア 不確実性が高い投資環境では、どれかひとつの資産だけしか保有していないことは大きなリスクである可能性があります。預金や自宅不動産など、一見安全そうに見えるものについても例外ではないでしょう。何が起きてもおかしくない世界で、預貯金や不動産以外にも分散することは、資産を守る有効な手段のひとつです。
そして預貯金から株や債券などへの投資を考える際には、どう分散するかも重要なポイントです。ジャナス・バランス・ファンドは歴史的に有効であった株式60:債券40を中立の配分としながら、機動的に配分を変え、それぞれの中身は時代に即した先見性のある銘柄で構成されたアクティブファンドです。これからも資産形成・運用のコア(中核)として、長くお持ちいただけるファンドであると確信しています。皆さんの目指すゴールまで、ジャナス・バランス・ファンドがしっかりお連れします。
ソニー銀行 本日はありがとうございました。
終わりに
ソニー銀行ではジャナス・ヘンダーソンが運用する米ドルで投資できる投資信託「ジャナス・セレクション」をご用意しています。さまざまな米国およびグローバル資産に投資するファンドのラインアップを揃えており、「ジャナス・バランス・ファンド」は主に米国の成長株式と債券に分散投資しているファンドです。お手持ちの米ドルの活用法のひとつとして、ぜひご検討ください。
